西野カナ
わからないことを明確にしていくというテーマの元、今回は賛否両論の多い西野カナさんについて調べました。
身近な音楽好きな人は、流行している商業的な音楽に批判的な意見が多いように感じる。
私自身は薄っぺらい人間なので、需要があるならいいんじゃないかい、わざわざ批判しなくとも…と思うのと、たいがいその批判内容こそが内容が感覚的、抽象的なことが多くわかりにくいのでただの悪口にしか聞こえない。
歌詞の内容が薄いとか、その程度で、分析的ではないのです。
言わずもがななのかもしれませんが、やはり薄っぺらい私にはそれだけでは理解できない。
さてさて、批判の対象としてよく名前が挙がる西野カナさん。
まずはなぜ人気なのかという観点から。
・可愛い
・歌が上手い
この二点はやはり売れる上で重要。
可愛いかどうかは好みもありますが、個人的には可愛いと思います。
二点目の歌が上手いに関しても、声の好みは人それぞれあり、西野カナさんに関しては特徴的な声ではないですが、プロからの評価は高いとのこと。
デビュー前から津軽民謡を習いボイストレーニングに通うなど、歌手になる為の努力を積んでいたようで、CDと生歌にあまり差がないそう。
これは個人的に割と重要。
CDが良くてライブに行くとピッチずれまくり高音聴きにくい!って人は結構いらっしゃってがっかりしたりする。
特徴的でないという点に関しても、声量がありすぎないのでバランスが良いとのこと。なるほどー。
問題の歌詞に関して…
制作活動に関して調べると、とても商業的。
企画形式で始まり、ユーザーニーズを探り、構築していく。
彼女自身、ふと思いつくタイプではないとインタビューで答えていて、そもそもの自己分析がきちんとなされている人なのだと感じた。
一般的な女の子と感覚を寄せるために大学に通っていたとも何かに書いてました。
アルバム制作なんかでもどうしたら【得感】が出るかを考えているとのこと。
感性が豊かでないからこそのこの商業的な努力が、売れる理由なんですね。
では、批判的な観点から。
的となるのは歌詞なわけですが、
・表現として安易
・オリジナリティがない
この二点が大きい要素かと思います。
感性豊かな人にとったらやはりチープでしょうもない内容に感じるというのはわたしでも理解ができるところです。
じゃあなぜそもそも、安易でオリジナリティがないものはダメなのかというところですが、
ここが、感情表現と、作詞表現は違うのだというところなのだそうです。
感情というものは曖昧なものであり、
【好き】と言って100%全て伝わるかと言えばもちろんそうではない。
その【好き】という二文字をいかに別の言葉に置き換えてなぜ、どうして、どんな風にと、奥深いところまで表現できるのか?!というところが作詞表現であると。
ミュージシャンである以上はやはりどう表現していくのかという点への追求が必要なのだと。
それも納得。
ただ、彼女の商業的な手法を考えると、
ターゲットを明確にし、10.20代の女性に絞っており、聞き手の力量を考査の上でのあえての安易な表現をしているのではないか?!と深読みできなくもないです。
まとめると、
歌詞の内容が安易なことが批判の大きな対象となっているが、その裏には彼女の商業的な意図があり、その努力もしている。
批判も良いですが、そのマーケティング手法を見習うことも重要ではないのでしょうか。
簡単にネットでコラムやインタビューを読んで、自分なりに解決してみました。